開成山公園の桜

 明治6年3月に開成社がこの地の開拓にあたり、灌漑用に土手の長さ860mの開成沼を造りました。その後、明治11年、開成沼及び五十鈴湖の土手に、彼岸桜・山桜・染井吉野などを847株植えました。 開花の季節には開成山一帯が見事な景観になったため、昭和9年5月1日に国の名勝天然記念物に指定され、全国に桜の名所として知られるようになりました。 しかし、その後運動施設整備のため、昭和35年9月17日に指定が解除されました。 この石碑は、昭和16年8月に建立されたものですが、解除後も指定の記念として、現在まで保存しています。 なお、碑文の中で、記念碑の「記」が「紀」になっていますが、これは誤字ではなく、大正8年施行の「史蹟名勝天然記念物保存法」によって指定されたものです。 平成18年、開成山公園内には、約1300株の桜が植栽されています。


開成山の桜2 説明版 開成山の桜3

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