明治初頭の1873年(明治6年)、「安積開拓の父」といわれた中條政恒の呼びかけで、
郡山の商人により「開成社」が誕生しました。
「開成」は、中国の古典『易経』に登場する「開物成務」から名付けられたもので、
“万物を開発してあらゆる事業を完成させること”を意味し、
これを座右の銘とした中條の、 安積開拓に対する熱い思いが込められています。
当時はまだ、荒涼とした原野が広がっていたこの地で、私財を投じて開拓事業を起こし、
困難を乗り越えながら、夢の実現に取り組んだ開成社の働きは、
やがて郡山市が福島県の「商業県都」と呼ばれるまでに発展する「礎」となりました。
時代を経て、語られる機会の少なくなった先人たちの志を、
「ふるさと史」のひとつとして後世に残したいと願い、
2009年(平成21年)に開成社が135周年を迎えたことを記念して、
このホームページを作成いたしました。